自分は、幼い頃から人の役に立つのが好きだった。でも、「自分が他の人と同じことをしていたら、自分の存在意義はないじゃないか。他の人がそれをやればいい。自分はもっと他の人とは違うことをしたい。」と、幼い頃からよく思って、周りと少し違うことをやることが多かった。「今の自分にしか出来ないことは何か?」を頻繁に考えていた。

そのおかげで、中学・高校・大学と、元々の自分の身の丈に合わない、自分の視野を広げたり能力を向上させられる機会が自然と得られ、「他の人が出来ないこと、していないことをする」という行動原理を実現しやすくなってきた。


そんな中、大学4年生の頃に得られた、SFC生、特にNaoとの出会いによって、「自分の今の能力はものすごく低い。まもなく壁にあたり、他の人と同じことしか出来ないもしくは何も新たに生み出せない、価値の無い人間になってしまう」と感じ、"もっと根本的に成長したい"と考えるようになった。根本的な成長というのは、"知識に頼りすぎず、自分自身で新たに何かを生み出せる思考力や創造力”のことを指している。これまでは、自分が”知っている”ことをベースにアクションを起こす傾向が強かったが、それでは「他の人と違う価値を生み出せない」とこの出会いを通じて感じた。

JIDに入ったのは、もっと自分を根本的に成長させること、自分の経験談を元に”もっと自分も成長していけるんじゃないか”と考えてくれる人を増やすことにつなげられると思ったから。

まだまだ足りない部分は多いけれど、自分の中で一番伸ばせている”コンピュータ”関連の能力を軸に、これからも妥協せずに自分を成長させて、自分にしか出せない価値が何なのかを常に考えながら、JIDや社会に対して、貢献していきたい。

猿澤 雄一

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